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MEMSカートリッジの世界
MEMSカートリッジとは、私、宮司正之が発明したフォノカートリッジの一種です。
その仕組みは、レコードをこする針の音をマイクロフォンで拾うというものです。考え方としてはとても簡単ですが、実際はとても難しく、蚊の鳴くような小さな音をしっかりした音として拾うためには課題がいくつもありました。音導管と私は名付けましたが、針の根本とマイクを気密接続するための構造などを考案しました。
具体的な問題解決の方法としては、幾つかの特許を出願しましたので、詳しく知りたい方はどうぞご覧になっていってください。このページの下の方にリンクを貼ってあります。
このページでは、以前から私が行ってきたMEMSカートリッジの開発を時系列で並べています。

コンデンサマイクを使う以前のピックアップ(速度比例型)
2009~2010
以前は、イヤホン用ドライバーを使っていました。ご覧の通り、蓄音機のサウンドボックスそっくりです。ダイヤフラムは専らボイスコイルをギャップ内に保持するために残したのであって、発電はボイスコイルで行います。ですから速度比例型になります。しかしながら、極端に狭いピックアップ周波数帯域のため、フォノアンプを通してもあまりメリットがなく、普通のフラットなプリアンプで鳴らしていました。出力レベルは高かったので、高利得のプリアンプなら十分実用レベルでした。
筐体は紙を巻いて作っていました。(一番楽な方法なため)
下の写真は、反発磁気回路を用いた速度比例型ピックアップです。紙のカンチレバーに竹針、鉄針、サボテンのとげなど、何でも挟むことが出来ました。針圧は10g程度必要です。

